
D+1
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世界的な脳オルガノイド研究者・テギョンは、誰よりも研究倫理に厳しい科学者だった。 そんな彼に、長い間待ち望んだ息子ハジュンが生まれる。 しかしハジュンは重い先天性脳奇形を抱えていた。 医師が告げた生存の限界は、五歳前後。 三歳になったハジュンの容体が悪化したとき、テギョンは研究室で一年間育ててきたヒト脳オルガノイドを思い出す。 残された時間は、わずか二年。 未成熟な神経組織を五歳相当まで発達させ、血管をつなぎ、正常な神経回路を形成し、成長する子どもの脳と共に生き続ける組織にしなければならない。 ほとんど不可能な研究。 そして、許可されていない手術。 テギョンはついに、自分が生涯守ってきた原則を一つずつ破り始める。 科学者としては越えてはいけない一線。 父親としては、越えるしかなかった一線。